お笑いの分析・考察(by やましたゆうと)

お笑いの技術考。事務所無所属。お問合わせ:yamashitayuto.octopus@gmail.com

【お笑い】オードリー若林という芸人

私はオードリーが好きだ。特に若林さんが好きだ。

オードリー若林さんは、(元)人見知り芸人というユニークなポジションに立っている。

初期には、芸人でありながら内気な雰囲気を出しており、それでいて笑いをしっかりとっていた。また現在では、笑える場面を演出するだけでなく、素人を含め多くの若者や大人の気持ちに寄り添った喋りにより、現代社会で傷ついているファンを救っていると言ってもいいだろう。南海キャンディーズ山ちゃんとの「たりないふたり」もとても面白かった(Huluで見れます)。「たりないふたり」シリーズ最終回「明日のたりないふたり」は集大成であり、若林さんも感極まってるし、すごく感動した(これもHuluで見れます)。素人との絡みとしては、中京テレビ発のほぼ全国ネット番組「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」(通称:オドぜひ)、芸能人との絡みとしては「あちこちオードリー」でオードリー2人の良さが発揮されている。

強引な印象もなく、現代に適した芸人の代表だ。

また、若林さんにコアなファンがいる背景としては、若林さんの著書のエッセイに、若いときの葛藤や他人に対して繊細に感じてしまうということが書いてあり共感できる人が多いためでしょう。先の段落で書いたが、エッセイでの若林さんの言葉により救われた気持ちになったファンも多いのではないだろうか。若林さん自身が読書好きということもあり、文章もわかりやすいエッセイだった。

漫才をする芸人としての若林さんは、オードリーのネタを作る方の人間であり、春日さんのキャラクターやズレ漫才を生み出した親でもある。オードリーは2008年のM1準優勝コンビだが、その実力に加え、コンビの仲の良さ2人の優しさがオードリーというポジションを産んだと思われる。

昨年2019年M1のぺこぱは令和の時代を感じさせる優しいツッコミが話題となったが、オードリーはその先駆けだろうと思われます。

漫才や芸人といえば関西の芸人が多い中、若林さんのMC番組がユニークなのも、関東その他現代の若者や大人に受けているためだろう。

若林さんの著書は売れており、著書が売れた芸人の人は司会者として長く売れる傾向があるため、若林さんもそうであろう。

また、私がお笑いについての最近イチオシしている理論「逸脱と安心感」から言っても、若林さんは繊細な心の機敏を考慮して安心感を与えるお笑いを作り出す稀有な存在で、これからも芸人として活躍し続けるに違いない。

 

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)
 

 

私の著書↓

 

最近、ラジオ聴取率1位となった、オードリーのオールナイトニッポンのHP

https://www.allnightnippon.com/kw/ 

 

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