この本は、オードリーの若林さんの2015年~2018年に雑誌に連載していたエッセイを元にした若林さんの二作目の著書である。
全体の感想としては、読むと気持ちがスッキリし、優しい気持ちになれる。
繊細な若林さんだからこそ気づく内容であり、割と繊細な人は、共感できるところも多いだろう。
また、若林ファンにとっては、若林さんのもがいている考え方や頭の中をより知れる絶好の一冊である。
内容構成は、元々若林さんの連載エッセイをまとめたもののため、単発の話が五月雨形式で出てくる。
小見出しの「現実を生きるための」という項では、現実に対してのファンタジーの効用を考えているが、「現実がつらい」と思ったことのある人ならこの「現実」と「虚構」を比較し考えたことがあるだろう。
若林さんなりの見解が載っている。
続いて、順番は前後するが、その前の小見出し「大人の授業」でも、大人だからこその忖度や、若いモデルの今後を考えてのキャラ作りなどについて述べている。このように、ふと気になってしまったら、気にしてしまうことについて、若林さんの考えが述べられており参考になる。
私自身を考えても、気になったことに対して、自分なりの答えを出したくモヤモヤすることがあるため、そんな時に若林さんの意見が一部聞ける本となっている。
若林さん好きにおススメします。
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