この本は、みなさんご存知オードリーの若林さんが書いた著書である。
全体の感想としては、この本は主に、旅行記を装いながら、それにプラスして、社会主義と資本主義のシステムやその文化とそこから感じる若林さんの感情の比較を描いている。
資本主義の生活や仕事の忙しさでの行き詰まり感からキューバなどの旅行先に行った様子が描かれている。
東京圏に住んでいる人は、特に若林さんの感想に共感できる人も多いはずだ。
東京都中央区で生まれ育った、芸人の中では若林さんの性格や育ちだからこそ語れる内容である。
現代の日本の(東京の)生活に生きづらさ・苦しさを感じている人にが読むとピッタりだろう。
人見知りを克服したはずの若林さんが、旅先のロンドンで人見知りを発揮しているあたりは、若林さんは私より年上だが、可愛いく思ってしまう。
本の最後の解説では、Creepy Nutsの松永さんが解説を書いているが、松永さんも共感するように、本当に現代の生活で行き詰まりを感じている人は多いだろうし、私も共感する。
私にも普段思っていたことを若林さんに言ってもらった感があり、私は『ナナメの夕暮れ』とこの著書を読み強く若林さんのファンになったし、リトルトゥース(オードリーのラジオリスナーのこと)になった。
旅行記としても読めるし、現代を生きる人、それから若林ファンにおススメの一作だ。
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