お笑いの分析・考察(by やましたゆうと)

お笑いの技術考。事務所無所属。お問合わせ:yamashitayuto.octopus@gmail.com

【お笑い】すゑひろがりずのお笑い分析


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 今日は、すゑひろがりずのお笑いについて考えようと思います。

すゑひろがりずは、2011年結成、吉本興業所属の向かって左の南條さんと、向かって右の三島さんのコンビです。

2019年M-1グランプリ決勝、2020年R-1ぐらんぷり3位(南條)と近年活躍してきているコンビです。
ネタの特徴は日本の伝統芸能の「狂言」を取り入れたものが特徴です。

左側の南條さんの小鼓の音が、ネタのアクセントとなっていますね。

また、袴姿で伝統芸能の雰囲気を出しているところがお笑い要素の「安心感と逸脱」に当てはまりますね。

古文言葉は、学校で習いたての中高生に受けるため、その年代を笑いのターゲットとしているのでしょう。また、2人とも30代後半と年齢のためか、演技がとても上手いですね。

漫才やコントでは、上手くキャラになりきるのも受ける要素の一つのため、演技力があるのは大きな強みでしょう。

さらに、狂言の完成度が高いように見えるため、お年寄りなど幅広い年齢層に受けているのかもしれません。

漫才、コントのバリエーションや服のバリエーションを増やし、様々な種類の伝統芸能と現代のお笑いの要素を掛け合わせると、もっと面白くなりそうですね。

 

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