今日は、コロナ禍でのリモートのお笑いを分析してみようと思います。
一般の人もリモートワークなどで不便さを感じることは多いと思いますが、お笑い芸人にとってリモートはある意味で死活問題でしょう。
笑いが発生する理由として、「現場感」や「親しみ感」が大きな要因となる中、リモートではそれが失われることになってしまいます。これは芸人にとっては死活問題ではないでしょうか?
このリモートの欠点を克服するため、芸人達はいくつかの工夫をしています。
今日はそれを整理してみましょう。
①顔芸
②中継方式
③カメラとの位置
①顔芸
これは、リモートになってから最もよく見られる形ですね。スタジオや他の場所で、他の芸能人が話している中、話に飛び込むのが難しい場面で顔芸をする。また、各自の画面が一斉に映っていることを利用し、何も関係ないところで顔芸をする。お笑い芸人の人達がリモートになり早くから始めた方法ですね。
②中継方式
これは、リモートで映ることに対して、同じ現場感を出すのを諦めて、既存の「中継」と同じように出演する方法ですね。そもそもリモートなので、早めにこちらに考えを切り替えて出演するのもありですが、「一体感」や「現場感」を出したほうが面白くなるという意味では、なかなか妥協できない部分もありますね。
③カメラとの位置
これは①、②を考えても当てはまりそうですが、リモートで出演する際には重要となっているでしょう。
リモートならではの、カメラからのイン・アウト。また、アメトーークに出演していた芸人の方も話していましたが、迫力を出すために、ツッコミの際にはカメラに顔を近づけるなど、カメラとの位置関係によるテクニックが他にも考えられそうです。
今回は顔芸、中継方式、カメラとの位置という3つからリモートでの笑いを考えてみましたが、リモートが進むに連れ、他のテクニックもたくさん出てきそうですね。
今回も読んで頂きありがとうございました。
(写真出典:ぱくたそ)
#リモートワーク #お笑い #中継